一般的なお茶席でいただくお茶が『お薄茶』で、
少なめのお抹茶で点てられたさらりとしたお茶で、一人一椀ずついただきます。
抹茶はそのまま点てますとダマができやすいので、茶漉しをお持ちでしたら、抹茶をふるっていただくとダマができにくくなります。
茶漉しをお持ちでない場合は、抹茶を茶碗に入れ、お湯を入れる前に少量の水で抹茶を溶いていただきますと、ダマのない抹茶が点てられます。
①茶碗にお湯を少し入れ、茶筅の穂先をぬらします。
②お湯を捨てて、茶巾で茶碗を拭きます。
ここで水分をしっかり拭き取らないと、ダマができてしまいます。
③抹茶を茶杓山盛り2杯分(約2g)を茶碗の中に入れます。
お好みで調節してください。
④80℃に覚ましたお湯を70mlほど茶碗に注ぎます。
お湯は一度沸騰させた後、急須や計量カップに移して、温度を下げるといいでしょう。
⑤茶筅で抹茶を溶くように混ぜたら、手首を前後に動かしてシャカシャカと「W」を描くように、細かい泡が立つまで混ぜます。
⑥最後に表面を整えるようにゆっくり茶筅を動かし、静かに「の」の字を描いて引き上げれば、おいしい抹茶のできあがりです。