千紀園について
心に残るお茶の香り
老舗茶舗が届ける本物の味わい
千紀園は、江戸時代創業の日本茶・茶道具・抹茶スイーツの専門店です。
最澄が唐から持ち帰った茶種を比叡山のふもとに撒いたことから日本茶発祥の地と言われるここ滋賀県で、宇治茶・近江茶・朝宮茶をはじめとした高品質のお茶と、日本一の品揃えの茶道具、お抹茶を使った香り高いお菓子をお届けしております。
いつの時代も一服のお茶がもたらす安らぎのひと時は変わりません。
私たちは本物のお茶の美味しさや魅力を世界に広め、茶の湯の世界における茶文化や和文化の素晴らしさを発信し続けたいと考えています。
お茶を通じて皆さまに笑顔と幸せを届けること。
それこそが創業当時から変わらぬ千紀園の願いです。
- 1661年
- 1967年
- 2003年
- 2024年
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1661年
江戸時代創業
歴代当主の大石家は、平安時代に京より近江国栗太郡大石庄(現在の滋賀県大津市大石東町・大石中町)へと移りました。その後、旧本店のあった滋賀県草津市上笠の地に移ったのは室町時代~安土桃山時代と言われています。
創業は江戸時代初期の寛文年間(1661年~)までさかのぼるとの言い伝えもあり、江戸時代末期には、茶業とともに米卸業も商いとしていました。しかし、その後、戦時中に米卸業は廃業し、昭和26年2月「大石茶舗」として茶販売専業となりました。 -
1967年
「千紀園」の設立
1967年(昭和42年)10月「千紀園茶業」と改名しました。
1970年(昭和45年)9月、現住所の 滋賀県草津市上笠2-11-8 に本社と工場を移転し、1972年(昭和47年)10月、「株式会社千紀園」と称号を改めました。 -
2003年
抹茶スイーツの開発
2003年より、本格的な味わいの抹茶スイーツの開発に取り組んでおり、商品の開発、製造は自社で行っています。
お茶会でご指名いただく上質の挽き立て宇治抹茶を贅沢に使用し、熟練したパティシエが一つひとつ丁寧に仕立てた老舗茶舗ならではの深い味わいをどうぞお楽しみください。 -
2024年
そして未来へ
2024年7月より、新店舗の建設が始まり、2025年春に開業予定です。
千紀園は日本茶文化を伝承する老舗茶舗として、茶の湯の世界における茶文化や和文化を次世代へと伝えるとともに、新たな革新をもたらしたいと考えています。
これからも、日本茶や和文化の素晴らしさを発信し続けてまいります。
商品のこだわり
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抹茶のこだわり
伝統の製法である石臼挽きの高級抹茶を贅沢に使用しています。
石臼を使うと均一に挽けるため、きめ細やかな抹茶ができるだけでなく、摩擦熱が出ないため、抹茶の風味を損ないません。
抹茶はとても繊細なものですが、お茶屋だからこそ知り尽くしている知識をもとに、抹茶本来の味わいを存分に楽しんでいただけるように工夫を凝らしています。 -
本物の味へのこだわり
茶葉本来の色や香り、風味、味わいを自然のままに楽しんでいただくことを何より大切にしています。
当店の日本茶には香料や酸化防止剤などを使用していません。また、抹茶スイーツには着色料やクロレラなどの添加物は使用していません。
未来を担う子どもたちが安心して口にすることができるものを届けること、そして、本当に美味しいものを次世代へと伝え続けること、それこそが老舗茶舗の使命であると考えます。 -
和文化へのこだわり
私たちの暮らしには茶の歴史と文化が息づいています。「ちょっとお茶でも…」私たちが日常よく使う言葉ですが、これは、「あなたとお話がしたいです」という気持ちを表していることは、日本人なら誰でも知っています。
お正月に無病息災を祈念していただく「大福茶」のリニューアルや、日本一の茶道具の品揃えの実現も、お茶文化の発展と普及への思いが根底にあります。
今後はさらに新店舗において様々なお茶や和文化に関するワークショップや勉強会など、サロンとしての役割も担っていければと考えています。 -
地域へのこだわり
私たちの店舗があるここ滋賀県草津市は京都からほど近く、東海道と中山道が出会う地として昔から京文化の影響を色濃く受けてきた歴史ある地域です。
そのような土地柄から、やさしい上品な味わいのお菓子やお茶の開発にこだわっています。また、古くから銘茶の産地として知られる宇治や朝宮や、焼き物の産地である信楽にも近いことから、茶農家の方や様々な作家さんとのつながりも深く、本当によいものだけを選びお届けしています。
今後も、びわ湖に育まれた豊かな自然と、子どもたちの笑顔あふれるこの地域とともに、未来へ向けてさらなる発展を目指していきたいと思います。
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江戸時代末期から続くお茶の老舗「千紀園」。
いにしえの心を大切にしながら作られる香り高いお茶の数々は、
長い間たくさんの目利きにお選びいただいています。我が国における古い記録では、行茶の儀があったと記された729年が茶の始まりと言われ、最澄(伝教大使)が唐から持ち帰った茶種子を比叡山山麓(滋賀県大津市坂本)に植えた805年から作られるようになったと言われています。
中国から伝わった茶は、長い年月を経て日本の風土にとけあい、今では各地特有の日本茶が栽培されるようになりました。江戸時代末期創業の「千紀園」は、今も変わらず各地の上質なお茶を精選し、皆様のお手元にお届けしています。千紀園のお茶
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茶道の極意は持て成す心と持て成される心。
この儀式の愉しみは茶道具によっても彩られてきました。
お抹茶の老舗「千紀園」では数々の茶道具をご用意しています。茶道は、その長い歴史や独自の作法から、敷居の高いものだと思われがちです。しかし本当はそうではなく、むしろ誰もがその心を愉しめるように洗練されてきました。ただ、茶道を愉しむためには用意しなければいけないお道具があります。そして、このお道具選びは、茶道をより豊かに愉しむための大きな要素の一つでもあります。
「千紀園」では、茶道に深く親しまれている方から初心者の方まで、自由にお選びいただける茶道具の数々を揃えています。千紀園の茶道具
実店舗紹介
2025年春OPEN予定(草津本店の建て替え)
従来の物販に加え、お茶と甘味を中心とした茶房や、茶道をはじめとする日本文化の深い理解と体験を提供する文化事業を予定しています。
日本の伝統文化への新たな関心と理解を促し、心豊かな時間を過ごしていただけることを目指しています。
具体的には、茶道の精神に基づいたお茶の淹れ方や作法を学びながら、静かな空間でお茶を楽しむ体験を提供するとともに、食文化や季節感を反映したメニューを通じて、日本の美意識やホスピタリティを感じていただけます。また、茶道や茶の湯に関するワークショップや講座も開催し、参加者が日本の文化をより深く学び、実践する機会を提供しています。
このように、物販、茶房、文化体験を融合させることにより、現代においても価値ある日本文化をより広く、深く伝えていくことを目指しています。