~千紀園 草津本店~鎖樋と雨落ち石

スタッフブログ
2025.6.26

6月下旬の現在、滋賀県草津市は雨空と曇り空が交互にやってきており、梅雨らしい空模様です。
とはいえ、これから気温30度越えの真夏日や猛暑日が続くとの予報が出ています。
近畿地方の梅雨明けは例年は7月後半ですが、今年はどうなるでしょうか。

梅雨が完全に過ぎ去る前に、雨と関係のある話題を一つ。

千紀園 草津本店には、雨の日にご注目いただきたいものがございます。

建物正面の屋根の軒先からは、一本の鎖樋(くさりとい)が地面に向かって真っ直ぐに垂れています。

千紀園草津本店の正面入口と鎖樋



草津本店の軒から下がる鎖樋


鎖樋とは、屋根に降った雨水を地面に導くための鎖状の雨樋(あまどい)のことです。
現代の一般的な建物には筒状の樋が使われているのに対し、鎖樋はお寺や神社などの伝統的な建築物に用いられています。

鎖樋のズーム写真


雨が鎖を伝って落ちる様子はどことなくリズミカルで、陰鬱な天気の日にも楽しみを与えてくれます。

 

鎖樋を雨が伝う写真


そして鎖樋を伝い落ちる雨水は、犬走りに造られた雨落ち石(あまおちいし)が受け止めます。

鎖樋と雨落ち石


雨落ち石とは、軒先の真下に石を敷いたものです。
軒から落ちてきた雨だれが地面に落ちると、その部分がくぼんでしまったり、泥が跳ねて周囲を汚してしまうおそれがありますが、雨落ち石があることで雨だれを上手に受け止めてくれるのです。

機能性と意匠性を兼ね備えた鎖樋と雨落ち石。
雨の日に千紀園 草津本店にお越しの方は、ぜひご覧になってみてください。

 2025.6.26

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