~初釜に持っていきたい~干支・御題の茶道小物(扇子、懐紙など)
- 茶道具
- 2025.12.5
12月に入り、年末年始の準備に慌ただしくなっていく頃ですね。
年明けの初釜に招かれている方もいらっしゃるかと思います。
今回は、新年最初の茶事である「初釜」に参加する際に持っていくのにおすすめの茶道小物をご案内します。
初釜に参加する際の持ち物
初釜に参加する際の基本的な持ち物を挙げてみましょう。
【帛紗(ふくさ)】
道具を拝見するとき等に使用します。
【古帛紗(こぶくさ)】(裏千家のみ)
濃茶席や、道具の拝見の際に使用します。
【扇子】
客が茶席に入る時や床の間の拝見・挨拶をする時に使います。
【懐紙】
御菓子を取ってのせるのに使用します。
懐石をいただいた後に器を拭くのにも使用しますので、多めに持っていきましょう。
【菓子切り】
御菓子をいただく際に使用します。
【手ぬぐい または大判ハンカチ】
食事の際に着物が汚れないように膝の上に広げたり、手を拭いたりするのに使用します。
【ビニール袋】
汚れた懐紙や、残菜を入れるのに使います。
【替え足袋 または足袋カバー】
畳を汚さないため、また主人に敬意をはらうために用意します。
足袋カバーがあると、履き替える手間が省けて便利です。
【風呂敷】
茶席に持って入らない荷物をまとめ、待合等に置いておくのに使用します。
【御祝儀】
水引は一般的に紅白蝶結びのものを用意します。
表書きは「御挨拶」「御年賀」などがありますが、他の参加者に確認するのがよいでしょう。
中のお札は新札を用意します。
初釜には干支・御題の茶道小物がおすすめ
初釜に携行する茶道小物は日頃からお使いのものでも構いません。
とはいえ、初釜は「一年の始まり」を寿ぐ特別な機会。
新しいものを準備すると、より晴れやかな気持ちで臨めます。
2026年(令和7年)の干支と御題
中でもおすすめしたいのは、干支と御題の意匠を施したものです。
2026年(令和7年)の干支は午(うま)。
そして歌会始の御題は「明(めい)」です。
馬は、「前進」「商売繁盛」「開運」を象徴し、新たな一年の“飛躍”を思わせる吉兆の動物とされています。
また、馬を9頭描いて「馬九行く(うまくいく) 」といった語呂合わせで縁起を担いだ茶道具もあります。
御題の「明(めい)」は、文字どおり光の広がりや明るさを連想させる、たいへんおめでたい言葉です。
闇を照らす光のように、一年の始まりにふさわしい清々しさと前向きな気持ちを呼び起こしてくれます。
千紀園の茶道小物
千紀園では、干支・御題をテーマとした扇子、懐紙などの小物を取り揃えております。
※季節品のため、在庫がなくなり次第終了となります。
新しい年が「明るく開ける」願いを込めて、2026年の初釜はぜひ、干支や御題をあしらった茶道小物とともにお出かけください。
新年の晴れやかなひとときを、より一層華やかに彩るお手伝いができれば幸いです。




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千紀園スタッフ 2025.12.5
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