他の画像を見る 茶道具 楽茶碗(らくちゃわん) 茶碗 黒楽 銘「明歴々」 小堀良實(こぼりりょうじつ)師 御書付 松楽窯 歌会始 勅題 御題「明」 お気に入りに登録する 価格 ¥ 22,825 税込 (0)
新春の茶道具特集 令和八年(2026年)
新しい年を迎える
新しい年を迎えるにあたり、当店では「干支」や「勅題」に因んだ品々や、おめでたい「松竹梅」「富士山」「鶴や亀」等のお道具も取り揃えております。
また、初釜に合わせて、帛紗や、懐紙入れ(帛紗挟み)、 数寄屋袋等を新調するのもおすすめです。
「嶋台茶碗」「飾胴炭」「三宝」「訶梨勒」等、 おめでたいお茶席の設えに必要な品も幅広く扱っております。
午(うま)年について
皆様ご存知の十二支は、私たち日本人にもなじみ深く、令和八年 (2026年) は「午(うま) 」年です。
十二支は、中国を初めとしてアジアでも親しまれ、身近な動物が当てはめられているので、生まれ年としてよく知られています。 午年は、馬が草原を駆け抜ける姿から、活気や躍動感、前進するエネルギーを象徴する年であり、「飛躍」や「発展」の年とされています。
午年の茶道具は、干支である馬が持つエネルギーや象徴的な意味合いを柄に落とし込んだものが主流です。
清らかさや純粋さを表し、おめでたいことが起こる兆しとされている「白馬」、翼をもち、神聖さや特別な力を象徴する伝説上の馬「天馬(てんま)」を意匠としたお道具がおすすめです。
十二支、十干について
十二支は、子(ね)・丑(うし)・寅(とら)・卯(う)・辰(たつ)・巳(み)・午(うま)・未(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・亥(い)と12種類あります。
十干(じっかん)は、甲(こう)・乙(おつ)・丙(へい)・丁(てい)・戊(ぼ)・己(き)・庚(こう)・辛(しん)・壬(じん)・癸(き)となります。
勅題(御題)について
「勅題」は、宮中の年中行事で行われる「歌会始」で詠まれる共通の御題です。
「歌会始」の起源は、鎌倉時代中期とも言われ、明治7年(1874年)には一般の詠進が認められ、国民も宮中の歌会に参加できるようになりました。
令和八年(2026年)の勅題は「明(めい)」と定められました。
未来への希望、光、新しい始まりといったポジティブで清々しい意味合いを感じられます。
また、単に明るさだけでなく、夜明け、未来、希望、そして真理や悟りといった、奥深い意味を持っています。
歌会始(うたかい はじめ)
人々が集まって共通の題で歌を詠み、その歌を披講する会を「歌会」といいます。
既に奈良時代に行われていたことは、「万葉集」によって知ることができます。
天皇がお催しになる歌会を「歌御会 うたごかい」といいます。
宮中では年中行事としての歌会などのほかに、毎月の月次歌会(つきなみのうたかい)が催されるようにもなりました。
これらの中で天皇が年の始めの歌会としてお催しになる歌御会を 「歌御会始 うたごかいはじめ」 といいました。
古くから歌御会始といわれていたものが、1928年(昭和3年)以後は「歌会始」といわれることになりました。
歌御会始の起源は、必ずしも明らかではありません。鎌倉時代中期,亀山天皇の文永4年(1267年)1月15日に宮中で歌御会が行われており、『外記日記』はこれを「内裏御会始」と明記しています。
”宮内庁HPより抜粋”以後,年の始めの歌御会として位置づけられた歌会の記録が断続的に見受けられます。このことから、歌御会始の起源は遅くとも鎌倉時代中期まで遡ることができるものといえます。
干支・勅題のお道具は
12年に一度の楽しみ
干支や勅題に関するお道具を目にすることは、茶道の大きな楽しみのひとつです。
1月の初釜やお稽古の際に、干支のお道具にお目にかかれます。
新年を迎えた喜び、干支が変わっていったことにお道具をとおして改めて感じることができます。
また、12月師走の季節にも、その年の干支のお道具を拝見する機会があります。
これを最後にまた12年後の楽しみとして少し寂しい気持ちになりますが、1年無事に過ごせたことに感謝のおもいを抱きます。